今日食ったもの&食えることに感謝
今日は愛妻が風邪でダウンしたので、生姜とニンニクがたっぷり入ったキャベツスープを作って、そこにやわらかめに茹でたパスタを浸したものを作りまして、二人で食しました。
割とうまいとのご感想。
自分でもまぁ奇跡のヒットかな、という味でした。
まぁ割とうまかったです。
この「うまかった」がね。
すごいよね。ほんと。
最近、割と食えるようになってきたんです。
それも「食べる喜び」が出てきたんです。
さすがに病気やらかす前ほど食べることはできませんが、(もうそんなに食いたいとは決して思わないけど)「普通の食事」くらいの量を食すことができるようになってきました。
ありがたいことです。
妻が臥せっている横で元気に慣れて嬉しがっているのがちょっとあれですが。
妻も喜んでると思います。
診断書をもらって見てみて凹んでみた!
どーもー!ガン患者です!
最近Youtubeでサンシャイン池崎さんの動画を見てはまってます。
っ最強無敵の重病人!!
胃がん!スキルス!腹膜播種!!
いぃぃィィィまにも死にそうなMKクランケぇぇ!
サンシャイィィィイイイン!!
・・・
サンシャイィィィイイイン!!
ガガガーーーーボコォ!
ふぅ・・・・それでも太陽は輝いてるなぁ・・・
ガーン!
イエェェェェェエエエエエエエエ!!!!!!!
さて、1年生き延びて治療のため通った日数も多くなってきました。
それで、はいっててよかった医療保険の請求のため大学病院に診断書を作ってもらいました。
中身を見て感じたこと
・うわーよく生きてんなぁこの人
わからないキーワードを検索して調べてみて感じたこと
・うわーうわー凹むわうわー
ということで、「TNM分類」というキーワードがよくわからなかったので調べてみました。
TNM分類
悪性腫瘍(つまりガンですね)の進行度合いの分類法みたいです。
UICC(国際対ガン連合)や日本のがん医療ガイドラインともされている「癌取り扱い規約」でも採用されているとのことで、かなり広く採用されている分類法みたいですね。
知らなかった自分が恥ずかしい!ガン患者失格ですね!なにそれぜひ失格したい!!
ググってみますと、「肺癌のTNM分類」やら「メラノーマのTNM分類」やら、ガンの種類によってTNM分類のあてはめ方の指針があるみたいですね。
私の場合は「胃癌のTNM分類」が当てはまるということですね。
TとNとM、それぞれに評価値があるようです。
- T
腫瘍の大きさや進行深さを表すとのことです。1から4までの4段階のようですが、
病理によっては一つの段階の後ろにa,bなどをつけてさらに細かい段階に分ける
ようです。 - N
周囲のリンパ節へ転移している状況を表すそうです。0から3までの数字で表すようです。0はリンパ節への転移がないことを表すようです。よかったですね。 - M
リンパ節以外の他の臓器への転移があるか、ないかを示すものです。
0は無しで、1は有るということです。
このTNMの三値の組み合わせで、癌のステージ、いわゆるステージⅠやらステージⅣやらが決まってくるようですね。
胃癌では縦系にTを、横系にN及びMを配したマトリクスで表現できるようです。
とても分かりやすいマトリクスが「日本臨床外科学会」に紹介されていましたので、リンクさせていただきます。
私の場合、Tが4a、Nが3、Mが1なので、、、、
腫瘍が胃の外側表面まで出ていて、周辺リンパ節には7個以上天井知らずの転移があり、遠隔転移があった(これは診断書の他の箇所に「腹膜播種が多数認められ」とあったので、このことでしょうか)ということですね。
マトリクスによるとMが1なので・・・ステージⅣですね!ハハッワロス。
知らない単語をうっかり検索して凹みました!
ハハッそれもう書きましたね!
それでも生きてます
この診断書自体は近日いただいたのですが、TNM分類の数値については去年の3月に腹腔鏡による検査手術を受けているので、その時点のものとなります。
血小板数の低下により抗がん剤を打てなくなったり(見込み通りではありましたが)いろいろありましたが、そこから9か月、新年も迎えられて本当にありがたいことです。
言いたいこと
癌宣告を受けて、ステージが幾つかとか、5年後生存率がどうだとか、もしかしたら医者から余命はこれくらいだとか、ヘビィなキーワードで気持ちを削がれることがありました。私など気が弱いので結構な頻度、度合いであったと思います。今回もわざわざ自分から凹んだりしました。
でも、5年後自分が生きていないとなぜ言えるのか。私のDNAが壊れてできた「何か」を、数十万人のデータを無個性に並べられた中に照らしてみてどれだけのことがわかるというのか。
数回しか会っていない人に、私が数十年付き合ってきた私自身の体のことがどれくらいわかるのか。まして3か月先に死ぬだろうなどとなぜ言えるのか。
わからないはずです。医者が見てきたのは精々私以外の数百人の体だし、その知見の参考にしているデータも私以外の数千万人です。それは一つの意見に過ぎないはずです。
もちろん重要な一つの意見ですがそれ以上ではないはずです。
私なんかがいうのも本当おかしいんですが、そんなので僕らが凹むことないんです。
今生きてるんですから、明日生きてる可能性は絶対あります。
5年後だって、あります。
年始からついてます!
今日から親戚一行ととある西のリゾートに一泊旅行の予定だったのですが、朝から熱が出てついていけませんでした!
かみさんが遠慮して自分も残ると言い出しそうなので無理を押していこうと思ったのですが、俺がいなくてもいってくるとのことだったので、それなら、、、いいよ、、、、と自宅に残留。
どこがついてんだって?
発熱のおかげで体温が40度を超えそうなのです!
がんは熱に弱いというお話がありまして、40度を超える熱を出した後にがんがきえてしまった・・・という噂がちらほらと聞こえてくるんですよね。
人生寒翁が馬、これもこの先うん十年を生き延びるた
今日から親戚一行ととある西のリゾートに一泊旅行の予定だったのですが、朝から熱が出てついていけませんでした!
かみさんが遠慮して自分も残ると言い出しそうなので無理を押していこうと思ったのですが、俺がいなくてもいってくるとのことだったので、それなら、、、いいよ、、、、と自宅に残留。
どこがついてんだって?
発熱のおかげで体温が40度を超えそうなのです!
がんは熱に弱いというお話がありまして、40度を超える熱を出した後にがんがきえてしまった・・・という噂がちらほらと聞こえてくるんですよね。
人生寒翁が馬、これもこの先うん十年を生き延びるための布石かもしれません。
あーーかみさんの写真いっぱい撮りたかったなぁ。
めの布石かもしれません。
あーーかみさんの写真いっぱい撮りたかったなぁ。
あけましてめっちゃくちゃめでたい!でしょ!
おっす!オラガン患者!
まだ生きてっぞ!!
こいつはメタめでてーよなぁ!!
抗がん剤治療がキツイのもあってブログのことをすっかり忘れてた。
ははは!新年!生きてます!!
お盆ごろにはお別れしてるのかなーって思いが頭の片隅にずっとあったんだけど、いろいろと上手いことが上手く合致して生きてます。
とりあえず、いまは抗ガン剤の処方は受けてません。
ガン本丸の胃に関しては現状維持(と言ってもオキサリプラチン摂取時にかなり縮小しており、大分状況は良くなってからの現状維持です)、転移していたリンパ節の腫瘍に関しては縮小していっています。
腫瘍マーカーは一般レベルまで下りきり、ここ半年はそのまま横這い。
夢のようですね。
もしかして夢なのか?
本当に俺は生きていて、ここにいるのか?
なんて日に一回は思うけど、まぁ生きています。
発覚してほぼ一年ですね。ラッキー!
この9ヶ月のこと、どんなことをしてきたかなど、またここに残していこうと思います。
オキサリプラチンめっさしびれるわ!
今日からFOX療法。
午前中にオキサリプラチンを220mg点滴投入し、夕食後からTS-1を3錠服用。
明日からTS-1を朝・夕食後に3錠ずつ2週間服用していく。
オキサリプラチン、、、、左腕から点滴したが、その左腕がめっさしびれる!
TS-1、、、、なんも出んけどオエッてなる!
今日はもう寝る!
明日から抗がん剤治療
CT、PET、腹腔鏡と検査を受けてきて、腹膜に転移があり手術不能のステージⅣと診断された俺。明日から次の望みの一手となる抗がん剤治療を受けることになっている。
胃がんの抗がん剤治療と言えば、これまではTS-1錠剤の経口投与と、シスプラチンの点滴を併用するのが多いようだが、近年シスプラチンに比べて副作用が小さい(腎機能に対する副作用が小さい)オキサリプラチンを併用する両方が認可されたとかで、そちらで治療を受けることになった。
シスプラチンより比較的に副作用が小さいつーても、腎臓の負担が比較的小さいから入院せんでもいーというだけで、そのほかの副作用については据え置きの印象である。実に八割の患者が末端神経の異常を生じるとのこと、唇とか手足先の、特に冷たさを感じる神経が過敏になるとのこと、人によっては慢性化もするとのことで、正直恐ろしい。
俺も恐ろしいが、かみさんも恐れていて、2倍恐ろしい感じだ。
もちろんTS-1も副作用てんこ盛りで死亡例もちゃんと(ちゃんとというのもなんだが)ある。
一種の掛けである。掛け金はマイライフ。得るものはマイライフ。
そしてスマイルオブマイワイフ。
この掛けに負けたなら、今度は食事運動生活習慣で延命を目指すほかない。ますます厳しい掛けになる。
betするしかないけど。
betするしかないのだ。
ガンになってから、ガンのことばかり考えている
ガンになってから、一番気になるのはやはりガンのことなようで、思うことある度にガン情報の検索やら、書籍の注文、図書館での予約、そして読書
読書をしていない時でも考えることはやはりガンのことがほとんどで、もう俺自身がガンそのものなのではないか、俺とガンは同一なのではないかなどと考えたりする。
放つダジャレはガン絡み、物が何かに当たる音が聞こえれば「ガン」と思い、空を飛ぶ鳥を見ているのに「雁」を思い出す。それくらいガンのことを考えている。
ガン関連で読んだ本に、ガンになった会社社長の話があって、ガンを愛そうと思った、そして愛した、などとマジになんとういかアレな感触の(個人的な受け止め方です)文書であったのだが、これだけガンのことを考えているオレも、すでにガンを愛しているのか?などと思ったり。いやいや、そんな馬鹿な、親より憎いやつのことも頭から離れなくなったりするではないか、いや、しまった親の仇か、別に親のことは恨んでいない。何を言っているのだ。
ガン、がガン、がガガガガガーン
ガン、ガがん、賀がががががーん
ガンガーン、がガが画がガーン
賀がががががーん
ががが、賀がガーン
ががが、
がんが、がんがが、がんが、ガンがガ、賀が画が画が画がガン!ガーン!
ショックですのう、まったくショックですのう。
ガンになるのは全く大きなショックな出来事なので、我を失っても当然だ、と俺は思う。なので、もしあなた、ガンになったのなら、俺のようにメンタルがおかしくなっても慌てないでほしい。
今日は、旧友と仕事上の上司が見舞いに来てくれた。
まぁ引き続き頑張って、長生きしていこう。