オキサリプラチンめっさしびれるわ!
今日からFOX療法。
午前中にオキサリプラチンを220mg点滴投入し、夕食後からTS-1を3錠服用。
明日からTS-1を朝・夕食後に3錠ずつ2週間服用していく。
オキサリプラチン、、、、左腕から点滴したが、その左腕がめっさしびれる!
TS-1、、、、なんも出んけどオエッてなる!
今日はもう寝る!
明日から抗がん剤治療
CT、PET、腹腔鏡と検査を受けてきて、腹膜に転移があり手術不能のステージⅣと診断された俺。明日から次の望みの一手となる抗がん剤治療を受けることになっている。
胃がんの抗がん剤治療と言えば、これまではTS-1錠剤の経口投与と、シスプラチンの点滴を併用するのが多いようだが、近年シスプラチンに比べて副作用が小さい(腎機能に対する副作用が小さい)オキサリプラチンを併用する両方が認可されたとかで、そちらで治療を受けることになった。
シスプラチンより比較的に副作用が小さいつーても、腎臓の負担が比較的小さいから入院せんでもいーというだけで、そのほかの副作用については据え置きの印象である。実に八割の患者が末端神経の異常を生じるとのこと、唇とか手足先の、特に冷たさを感じる神経が過敏になるとのこと、人によっては慢性化もするとのことで、正直恐ろしい。
俺も恐ろしいが、かみさんも恐れていて、2倍恐ろしい感じだ。
もちろんTS-1も副作用てんこ盛りで死亡例もちゃんと(ちゃんとというのもなんだが)ある。
一種の掛けである。掛け金はマイライフ。得るものはマイライフ。
そしてスマイルオブマイワイフ。
この掛けに負けたなら、今度は食事運動生活習慣で延命を目指すほかない。ますます厳しい掛けになる。
betするしかないけど。
betするしかないのだ。
ガンになってから、ガンのことばかり考えている
ガンになってから、一番気になるのはやはりガンのことなようで、思うことある度にガン情報の検索やら、書籍の注文、図書館での予約、そして読書
読書をしていない時でも考えることはやはりガンのことがほとんどで、もう俺自身がガンそのものなのではないか、俺とガンは同一なのではないかなどと考えたりする。
放つダジャレはガン絡み、物が何かに当たる音が聞こえれば「ガン」と思い、空を飛ぶ鳥を見ているのに「雁」を思い出す。それくらいガンのことを考えている。
ガン関連で読んだ本に、ガンになった会社社長の話があって、ガンを愛そうと思った、そして愛した、などとマジになんとういかアレな感触の(個人的な受け止め方です)文書であったのだが、これだけガンのことを考えているオレも、すでにガンを愛しているのか?などと思ったり。いやいや、そんな馬鹿な、親より憎いやつのことも頭から離れなくなったりするではないか、いや、しまった親の仇か、別に親のことは恨んでいない。何を言っているのだ。
ガン、がガン、がガガガガガーン
ガン、ガがん、賀がががががーん
ガンガーン、がガが画がガーン
賀がががががーん
ががが、賀がガーン
ががが、
がんが、がんがが、がんが、ガンがガ、賀が画が画が画がガン!ガーン!
ショックですのう、まったくショックですのう。
ガンになるのは全く大きなショックな出来事なので、我を失っても当然だ、と俺は思う。なので、もしあなた、ガンになったのなら、俺のようにメンタルがおかしくなっても慌てないでほしい。
今日は、旧友と仕事上の上司が見舞いに来てくれた。
まぁ引き続き頑張って、長生きしていこう。
スキルス性胃がんは、内視鏡でもなかなかわからない
ほんとにわからないみたいだ。
2015年12月末、食事が胃を通過しなくなって吐いてしまったので、義父の知り合いのお医者さんに内視鏡で見てもらったのだが、先生その時はガンだとは思っていなかったようだ。
胃潰瘍みたいだけど、いーちおう組織とっとくか、という感覚で生検して分析に回したとのこと。
検査結果が返ってくるのが1/13と聞いていたので、午前中に時間をもらって診察に行ったのだが、伺った時にはまだ結果が来ておらず「FAXで送ってもらうから先に」と、組織検査以外の検査の結果説明を受けていた。
精神性の胃潰瘍というか、胃液分泌の異常じゃないかなぁ、ピロリ菌が陽性だから少し胃が落ち着いたら除菌をしようか、みたいな話を聞いているところにFAX到着。
先生、診察をすべて撤回、上ずった声で「これは、非常に、まずい」「とにかく処置をしたほうがいい」と仰る。
俺、主語がないため意味が解らず、戸惑いながら先生の手許のFAXを見て「低分化型新生物」の文言を確認。
恥ずかしい話、この時は「新生物」の意味が解らず、できものかなんかかー?くらいの認識だった。
しかし、近所の総合病院にとにかくすぐ行け、今日の午後に行け、と紹介状を渡され、車を走らせる途中、「あ、できものでやばいって、もしかしてガンかー?」と気づいたのであった。
CTやらPETやらバリウム透過やらいろいろ検査を受けた後だからわかるのだが、このとき俺の胃壁は通常の10倍ぐらいの厚さに膨れ上がり、中の空間は鉄アレイのように途中が狭くなってしまっている状態だった。
・・・40歳のおっさんなのでいろいろと許してほしい。
バリウム飲んで胃の透過画像を見ると、ほんとにこんな形であった。
ここまで進行していた状態であっても内視鏡だけではガンだということは判別できないというのは恐ろしい。バリウム大事だなーと思った。
先生がいーちおう組織検査しとくかーと思ってくれてなければ、医者にもかかれずに死んどったかもしれない。感謝感謝である。
ガガガガーン ガンになりました
いまだに受け止められているのかいないのか自分でもわからないのだが、ガンになった。
ガンになったということがはっきりわかったのは、もう一月以上まえの1月13日なのだが、その後検査、転院、再検査を進めるにつれて、長生きするのは難しいらしいといことと、治療も苦しいものになりそうだなぁ、ということが分かってきた。
見つかったのは胃がん、1度目2度目の医院の検査でスキルス性のガンということが分かり、切腹して臓物を取る前に大学病院で検査をするとステージⅣで、手術すると益々早死にするリスクが高いということだった。
まぁ、難しくても何にしても今生きている以上は生きていかなくてはならないし、愛するかみさんを悲しませるのも気ぐるしいので、精一杯あと何十年かは生きていきたいと思っている。人生ってもともと難しいものらしいし。
思った事、感じた事、そして自分がガンと付き合っていくに際してどんな選択をしてきたのか、いくのかを書き留めて置きたくなったのでブログをはじめます。
おっともう十時をとっくに過ぎた。とりまやっていることに「早寝早起きを目指す!」というのがあるので今日はこのくらいにしておこう。